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ミキ・ビアジオンの第一印象は意外に身長の小さい人だと感じた。アーネストホースト風に言えば「WRC 2タイムスチャンピオン」なのに、わりと普通のイタリア人のように感じた。ただし、それは歴代ワークスランチアをドライビングする前までの話である。

イベントの中盤で、2台の037と1台のストラトス、現役時代に自らがドライビングしたS4、そして我が愛するワークスデルタをドライブする彼のテクニックを見せ付けられたとき、会場はなんともいえない興奮と盛り上がりをみせた。ワシはワークスデルタがカウンターを当てながら目の前を走る姿に鳥肌が立った。隣に居たROSSO編集部の某氏も全く同じ言葉を発するほどだろうから、おそらく多くのデルタオーナーがそう感じていたに違いない。

初めて乗るマシンでも、駐車場を2周くらいで癖を掴み、次の瞬間からドリフトしまくりなのである。それも普通の車じゃない・・・ワシなんか走らせることすら難しそうな、時価数千万のワークスカーなのだから。そうかと思えば、イプシロンのステアリングを握り、同乗走行でスピンターン縦列駐車を披露するなど、どんな車に乗ってもニコニコ楽しそうなのである。

300人を超える来場者からのサイン攻勢にも、嫌な顔ひとつせず、ニコニコ笑いながらサインに応じ、記念撮影をする姿に、ワールドチャンピオンの驕りは微塵も感じられなかった。そういう彼の姿勢に皆が感銘を受け、イベントは後半になるほど盛り上がりを見せ、惜しまれつつ幕を閉じた。本当にすばらしい人物だ! ますますファンになってしまう。
本当は混乱と、速やかなイベント進行のために、前夜祭以外でのサインや撮影は禁止する方針だったようだが、ミキ・ビアジオン自ら「このくらいはWRCの実践に比べればお安い御用さ! 全部OKだ!」と、制止するクラブ員に言ったそうだ。「イタリア以外でランチア100周年をこういう形で祝ってくれたのも日本だけだ・・・」とも言っていたらしい。

今回のイベントの成功は、ランチアクラブジャパンの方々の努力無しでは成しえなかった。「今月は仕事にならないですよ・・・」と、六本木ヒルズのイベントで聞いたとおり、この日のために全力投球だったのでしょうね。もうひとつは、ビアジオンをそんな気にさせてしまったエントリーの皆さんの熱い思いが相乗効果となって、大成功に導いたのでしょう。やっぱり会場が一体になったイベントは楽しい!

まぁ、題名の通り、ビアジオンは気さくな人だった。
デルタ | 投稿者 kimkim 16:23 | コメント(0)| トラックバック(0)
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